生理前のイライラ、貧血など生理に付随する症状に

一言で「生理痛」と言っても、刺すような痛みの方もいれば重だるい痛みの方もいます。 お腹が痛む方も、それよりも頭痛の方が強い方もいます。生理直前に一番痛む方もいれば生理後半に痛みが出る方もいます。そのため当院はまずしっかりと問診を行い、生来の体質と、現在患者様の置かれている状況をきちんと理解・分析します。そうすることで西洋医学的には「原因不明」の場合でも、東洋医学では「足りない要素があるとしたら何なのか」、また、「過剰になっている部分は無いか」が見えてきます。そのうえで各メニューの配分を提案します。
デリケートな内容のお話をお伺いすることになりますが、施術時間中他の患者様はいらっしゃいません。体質把握につながりますので、お困りごとはどんなことでもお聞かせください。
婦人科で治療を受けておられる方は、これまでの経過をお聞きします。検査結果や処方されたお薬などがありましたら参考にさせて頂きます。
施術料金について 90分:12,000円(税込)
施術料金について
90分:12,000円(税込)
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詳細はブログ記事をご覧ください。
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各メニューの特性
●鍼灸

女性はだいたい30~40年程生理と付き合い生活しています。生理にまつわるトラブルが無い方も、痩せやすい時期やお肌の調子が良い時期、活動的になる時期など、影響を受けています。
平均的に日本の女性は初潮が早まり妊娠の回数が減ってきており、その分生理の回数は増えています。生理でお悩みの方は、ほとんどの場合イライラや肌荒れ、便秘など他の症状も付随して現れます。
鍼灸を通してホルモンバランスや自律神経の調整を行います。
●カッサ

カッサという道具を用い、「瘀血(滞った余分な血)」のデトックスを目的とするメニューです。
月経トラブルを抱える方の多くに、ストレスを溜め込みやすい、筋肉の凝り固まりが強い、冷えやすい、便秘、吹き出物などができやすいなどの特徴のいずれか、または複数に当てはまることがよくあります。こういったタイプの方は瘀血が溜まっている可能性があるので、カッサを行うことで巡りをスムーズにします。継続すると皮下出血(体内の瘀血)が出にくくなっていきます。
オイルワークはスウェディッシュトリートメントを取り入れ、体の内側から温めることを重視しています。冷えやすい方にはカッサ型のホットストーンを使うこともあります。
●ハーブ蒸し

専用のケープにお着替え後座面に穴の開いた椅子に腰かけていただき、ハーブを煮出した蒸気を全身に浴びるメニューで、下半身の粘膜に直に蒸気を当て温めることができます。
産後の肥立ちを助けるのに用いられてきましたが、現在は子宮に関連するトラブル解消に応用されています。子宮のアンチエイジングにも注目されています。
高温では発汗作用によるデトックス、低温ではじんわりとした全身の温め作用があり、お鍋の温度を上下することでコントロールできます。
また、複数種類ハーブを取り揃えておりますので、ハーブの効能やお好みの香りで選んでいただけます。
施術の流れ
1.問診
初診の方は30分~1時間前後、カウンセリングと体質・施術内容の説明をさせていただきます。2回目以降の方は前回からのお身体の経過や、当日の症状をお伺いします。
こちらは鍼灸とカッサ、ハーブ蒸しのコースですが、症状や状況によってメニューの一部変更・省略を提案させていただくことがございます。例えば虚弱体質の方にはカッサでなく漢方アロマオイルトリートメントにしたり、生理中の方にはハーブ蒸しを省いて鍼灸とカッサのみにしたりすることがあります。

2.お着替え
まずは鍼灸とカッサの施術をしますので、施術着にお着替えをしていただきます。
施術を開始してからお申込み分数の施術をしますので、急いでお着替えいただく必要はありません。
足湯をしてからベッドに移動していただきます。

3.施術
脈や舌の様子を確認させてもらい、鍼灸とカッサの施術開始です(常連さんだと開始まで5分程度です)。
鍼を効かせるために、打った鍼を数分~20分そのままにしておく時間があります。その間に他の部位にお灸やカッサの施術をしていきます。
施術中お休みになられる方も多いです。お身体の向きを変える時などはお声がけしますので、リラックスしていてください。うつ伏せだと特に、マスクをしていると息苦しく感じられることがありますので、そういう時は外してくださって構いません。

4.ハーブ蒸し
次はハーブ蒸しなので、専用ケープにお着替えしていただきます。汗や蒸気で濡れてしまうのでマスクは外してもらいます。
ハーブ蒸し中は動けなくなりますが、院長が蒸気量を調節するなどお手伝いしますのでご安心ください。温かいスチームと香りを味わってください。

5.施術終了後
施術後は巡りが良くなっているので、すぐに素早く動こうとすると立ちくらみのような症状が出る場合があります。ゆっくり起き上がっていただき、お支度ものんびりで構いません。ノンカフェインのハーブティーをお出ししているので、よろしければ召し上がってください。

院長よりメッセージ

個人差が大きいものなので、女性同士でも理解してもらえない、そもそも自分のが正常か異常か分からない、ということもあると思います。しかし生理に関係した不調は身体からのメッセージなので、まずはそれを受け取り、そして対処しトラブルを改善していきましょう。
出血・皮下出血について

※吸玉の皮下出血例
また、カッサや吸玉は瘀血(余分な血)を取り除くための施術ですので、ほとんどの方に発赤や皮下出血が出ます。毒素の多い場所には濃い赤紫色で少ない所にはピンクっぽい色をしています。また、背中・肩は特に痕が現れやすく、腕やふくらはぎの痕はついたとしても短期間で消えやすいです。見た目は痛々しいですが触っても痛みはほぼありません。
嫌だな、と思われる方が多いのではと拝察しますが、出血や皮下出血は東洋医学的にも西洋医学的にも決して悪い現象ではありません。むしろ細胞の回復が促され、身体にとってはプラスに働きます。
健康で柔軟性に富んだ血管は簡単には傷つきませんが、組織の弱っている血管は破れてしまいます。東洋医学ではこの皮下出血は「過剰な血液が出てきた」と捉えられ、中国や韓国ではデトックス作用を目で確かめられるので喜ばれる現象です。数日~ 2週間ほどで元より強い血管や組織に生まれ変わり、施術を重ねていくと出血しにくくなっていきます。
出血や皮下出血は東洋医学でいう実証タイプの方(滞りが起きやすい方)、栄養の偏っている方、運動不足の方、タバコを吸われる方、高血圧の方、甘味や炭水化物を多く召し上がる方、血液をサラサラにする作用のある薬を服用している方などは出血が起こりやすいです。
鍼を打った部位は過剰に触ったり揉んだりしないことで、皮下出血の可能性を減らすことができます。
カッサについては痕の付きにくい「無痕カッサ」を使い、吸玉については吸引力を弱めソフトに施術することも可能なので、どうしても皮下出血を避けたい場合はおっしゃってください。ただし、それでも皮下出血を 100%起きないようにする保証はできませんし、デトックス効果は劣ってしまうことをご了承ください。ご心配な方は、衣服で隠れやすい部分で試してみるのも手だと思います。
患者様へのお願い
●初診の方は生理予定日の一週間から数日前にご来院いただくと、施術の成果が分かりやすいのでお勧めです。
●まれに施術後頭がぼ~っとする、ちょっと疲れた感じがするなど「好転反応」がみられることがありますので、お時間に余裕のある日のご来院をおすすめします。
●当日は激しい運動や長風呂、多量の飲酒や刺激の強いお食事はお控えください。
●アルコール消毒でかぶれる方、お灸の煙が苦手な方、血管がもろくなりやすいご病気の方、血液が固まりにくいご病気の方、血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方、糖尿病など感覚神経に変調をきたしやすいご病気の方、お肌の痒みが出やすい方、マッサージ剤でお肌に異常が出たことがある方は事前にお知らせください。使用する道具を変更するなどして対応いたします。